【初心者向け PHP 入門】基本的な書き方とルールを徹底解説
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PHPの基本的な書き方とルールを簡単に解説します。
PHPを学び始めた方はぜひ参考にして下さい。
もくじ
PHPの基本構文
PHPは開始タグ「<?php」と終了タグ「?>」を探して実行します。
これにより、htmlやJavaScript中にPHPタグを埋め込むことができます。
PHP の開始タグと終了タグ
<?php echo 'こんにちは'; ?>
開始タグ「<?php」と終了タグ「?>」の間に記述したプログラムが実行されます。
この例では 「echo ‘こんにちは’;」が実行され、「こんにちは」という文字が表示されます。
「echo」は文字を表示するコードになります。
<?php $x = 5*20; echo $x; ?>
改行することで複数行のプログラムを実行することができます。
閉じタグのルール
<?php $f = 53 * 10000; echo '私の戦闘力は'; echo $f; echo 'です。';
PHPのみで書かれたPHPファイルは、は閉じタグを記述する必要はありません。
余分な空白や改行によって意図しない表示やエラーを防ぐ事ができます。

ルナリス
PHPのみのファイルは閉じタグを使わないわ
PHP タグの短縮
開始タグ「<?」と終了タグ「?>」に短縮して記述することも可能です。
<? echo 'こんにちは'; ?>
しかし、サーバーの設定で短縮タグの使用を無効にできるため、基本的には短縮なしでコードを書くと良いでしょう。

ルナリス
短縮系があることだけを覚えてればいいわ
PHPの処理の流れ、実行順
PHPはサーバーサイドプログラムと呼ばれ、プログラムの実行はサーバー上で行われます。
そのため、ユーザーからはプログラムの内容を直接確認することはできません。
PHPは、様々な計算や処理を実行した後、その結果をHTMLとしてユーザーに返します。
プログラムは基本的に上から順に処理され、順番に実行されていきます。
文末はセミコロン ;
<?php echo 'セミコロンが必要だよ'; ?>
プログラムの文末には「;(セミコロン)」が必要です。
日本語での「。(丸)」、英語での「. (ピリオド)」のようなイメージです。

ルナリス
大体のプログラミング言語はセミコロンを文末に書くわ
コメント
コメントとは自由に書けるメモ書きです。
コメントアウトすることによって、何を書いてもプログラムに影響が出ない文章をプログラム上に記載できます。
処理の簡単な説明や、変数の意味などをコメントで書くと良いでしょう。
// 1行のコメントの例 # シャープでもコメントできます。 /* 複数行のコメントの例 コメントはプログラムから無視されます わーいたーのしー */
「//」で1行、または「/*」「*/」で複数行でのコメントが一般的です。

ソルト
//このコメント、見えるかな?
HTMLのコメントの書き方はまた別だから見えるわよ

ルナリス

ソルト
おのれディケイド…!
コメントの応用
プログラムをコメントアウトすることで、その部分の処理を無効にすることができます。
これは、プログラムの一部を一時的に実行から除外したい場合や、デバッグ時に問題のある箇所を特定する際に非常に役立ちます。
例えば、特定の処理を一時的に停止させて実行結果を確認したり、問題の切り分けのためにコメントアウトを駆使してコードを段階的に実行したりすることができます。
このように、コメントはプログラムの理解とデバッグを支援する強力なツールとして活用できます。
・コメント例
$x = 5; // $x = $x * 10; echo $x; //5が表示される

ルナリス
自分が使いやすいようにコメントを使いましょう

ルナリス
なんでもかんでもコメントに残して、プログラムが長くなりすぎないよう注意
他言語と組み合わせてPHPを使う
PHPファイルは、PHPだけではなく、HTMLやJavaScriptも記述することができます。
それにより、PHPでHTMLやJavaScriptを制御してWebページの表示を調整したりすることが可能です。
HTMLと組み合わせて使う
<p>私は深井ルナリスです。</p> <?php $text = '好きな言語はPythonです。'; echo $text; ?> <p>よろしくお願いします。</p>
この例を実行すると次のように表示されます。
好きな言語はPythonです。
よろしくお願いします。
条件分岐でHTMLを制御する
<?php $number = 6; ?> <?php if ($number > 5): ?> <p>数字は5より大きいです。</p> <?php else: ?> <p>数字は5より小さいです。</p> <?php endif; ?>
if文(条件分岐)を使うことで、指定した条件によってHTMLの表示を制御することができます。
この例では「$number」が「5」より大きいかどうかによって表示するHTMLが変わります。
データを受け渡す
PHPのデータ(値)をHTMLやJavaScriptに渡すことで、動的なWebページを実現できます。
PHPとHTML/JavaScriptを連携させることで、より柔軟で高機能なWebサイト・Webアプリケーションを構築することが可能です。
PHPはサーバーサイドでデータを生成し、それをHTMLやJavaScriptに渡すことで、Webページに表示する情報を動的に変更することができます。
この連携によって、ユーザーの操作に応じて表示内容が変化したり、リアルタイムでデータが更新されたりするWebアプリケーションを実現できます。
HTMLにデータを渡す
<?php $sum = 1 + 2 + 3 + 4 + 5; ?> <p>1+2+3+4+5は<?php echo $sum; ?>です。</p>
HTML内で、計算結果などのデータを表示することでHTMLにデータを渡すことができます。
この例では、1+2+3+4+5の計算結果である15が表示されます。
JavaScriptにデータを渡す
<?php $data = 25; ?> <script> var data2 = <?php echo $data; ?>; data2 = data2 * 10; console.log(data2); </script>
この例ではJavaScriptの「data2」変数にPHPの「$data」変数を表示することで、25を代入しています。
これによって、JavaScriptの「data2」の計算結果は「250」となります。

ソルト
何でわざわざPHPの値をJavaScriptに送るの?
PHPは上から順番に処理をして、Webサイトが表示される頃には全て処理が終わるわ

ルナリス
だから動的なサイト、何度も計算するサイトや表示の更新が多いサイトはJavaScriptで表示を制御するのよ

ルナリス

ソルト
なるへそ!
変数を使う
変数とは、プログラム内でデータを一時的に保存するための記憶領域です。
空の箱に例えられることが多いです。
変数については別ページにて解説します。
まとめ
今回はPHPの簡単な書き方やルールを説明しました。
PHP覚えたいけど全然わからないといった方はこのページを参考にして下さい。
他ページでも詳しく解説しているので、疑問があれば該当ページを確認して下さい。
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