【初心者向け PHP 入門】変数の宣言と代入・使い方、型の違い
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変数とは
変数とは、プログラム内でデータを一時的に保存するための記憶領域です。
空の箱に例えられることが多いです。
変数にデータを格納することで、値を参照したり計算等に使用することが可能となります。変数はコンピュータプログラムにおける基本的な要素であり、ほとんどのプログラミング言語で使用されます。
変数の目的
では、データを保存する場所、変数をどういった目的で使用するのでしょうか?
変数の目的には次のようなものが挙げられます。
- データの保存: プログラム内で使用される値を保存するため。
- 値の操作: 保存された値に対して操作を行い、計算や処理を行うため。
- コードの可読性の向上: 意味のある名前を使ってデータを扱うことで、コードを読みやすくするため。
変数の宣言と初期化
変数を使用するためには、変数を宣言し、必要に応じて初期値(初期化)を設定します。
以下は変数宣言と初期化の例です。
$name = "luna"; //変数$nameを宣言し、文字列"luna"を初期値として設定 $age = 11; //変数$ageを宣言し、整数11を初期値として設定
$〇〇で変数を宣言し、 =の後の 数字や文字で初期化することができます。
ちなみに変数に🟰で値を保存することを代入と言います。
プログラミング言語によっては初期化しないと謎の数値が代入されてしまうことがあるため、変数の宣言を行うときは初期化もセットでするようにしましょう。
変数名のルール
- 変数名はドル記号($)で始める
- 変数名は英数字とアンダースコア(_)のみで宣言
- 変数名は数字で始めてはいけない
基本的には英語で分かりやすい変数名を付けると良いです。
例)顧客idを宣言したい
$customer_id = 1;
ただのidだけではなくカスタマーidとすることで可読性が上がり、誰が見ても分かりやすいプログラムを組むことができます。
変数の型 データ型
変数の型とは、変数が数字や文字などどのデータを扱うかを決める事です。
C言語などでは数字を使います、初期値は0です。と厳密な変数宣言が必要ですが、
PHPは型宣言をしなくとも代入するだけで自動的にその型のように扱われます。
PHPの主なデータ型は以下の通りです。
- 文字列(String)
- 整数(Integer)
- 浮動小数点数(Float/Double)
- 論理値(Boolean)
- NULL
- 配列(Array)
- オブジェクト(Object
配列とオブジェクトは難しいため、今回は説明を省きます。
文字列の宣言
$name = 'luna';
$name変数にlunaを代入しました。
単純な文字列を代入したい場合は「'(シングルクウォーテーション)」で文字を囲って代入します。
整数の宣言
$age = 12;
$age変数に整数12を代入しました。
整数として扱われるため、計算等に変数を使用できるようになります。
なお、
$age = '12';
このように文字列のように12宣言すると数字ではなく文字列として扱われる点に注意が必要です。
浮動小数点型の宣言
浮動小数点型とは小数のことです。
$float = 1.14;
小数点付きで代入することで小数を扱うことができます。
$float = 1.0;
小数を使いたい場合、1であっても1.0と代入すると良いでしょう。
論理値 論理型の宣言
論理型とは
TrueとFalseの2データを扱う変数です。
Trueが正しいとき、Falseが間違っているときを指します。
何かをチェックするための変数を論理型で宣言すると良いです。
$boolean = true;
NULLの宣言
NULLとは空文字のことで何もないことを指します。
このデータは何もないよ!と宣言したいときにNULLを使いましょう。
$data = NULL;
変数の代入
変数に値を入れることを代入と言います。
整数型と文字列を例に解説します。
・整数型
//変数の宣言 $num = 1; //変数の代入 $num = 3;
$numを1で宣言しましたが、下の文で3を代入しています。
この場合、numの値は3となります。
このように、変数には後から別の値を代入することが出来ます。
・文字列
//変数の宣言 $name = 'luna'; //変数の代入 $name = 'kuma';
文字列も同様です。
lunaで宣言しましたが、kumaが代入されたのでnameの値はkumaとなります。
まとめ
今回は変数とは何か、型の宣言やデータの代入の仕方を解説しました。
変数はプログラムの基礎なので、絶対に覚える必要があります。
変数の使い方やその他詳しい解説等も記事を書く予定です。
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